いつもお世話になっている、会員制児童文学雑誌『鬼ヶ島通信』70+4号に、短いお話を載せていただきました。
『鬼ヶ島通信 70+4号』が届きました。短いおはなし「幻獣」を載せていただいています。〈戦争〉と〈ことば〉をテーマにした幻想小説です。
— 黒川裕子@『となりのアブダラくん』発売中 (@kurokawa_yuko) May 27, 2020
📗……この獣の名は〈ことばを喰らうもの〉にして〈女の髪を燃やすもの〉。べつの名まえを〈戦の神〉ともうします。
(本文より) pic.twitter.com/yKpmFSSqrW
#鬼ヶ島通信
— 鬼ヶ島通信 (@onigashima1983) June 13, 2020
⭐︎最新号70+4号発送しました⭐︎
⭐︎今号の特集は「わかりあえないことから」
『幻獣』
善悪は人間の中にしかない。
戦争のにおいに誘われ姿を現す美しい獣の正体は!?#黒川裕子 @kurokawa_yuko#今だから読みたい物語 がここに
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久しぶりに書いたファンタジーです。やっぱり幻想描写は、何度書いても楽しい!!
それに、長いこと書いていなくても、すっと世界を創っていける・入っていける感覚があって懐かしくも新鮮でした。
やっぱり、根っこの部分はファンタジー作家ということなのかもしれません。
鬼ヶ島通信の編集委員のお一人には、「戦争を肯定的に描いていると取られませんか?」と心配された本作ですが、そのへんはお読みいただければご理解いただけるかと思います。残酷で美しい、しかし希望の欠片を残した幻想小説に仕上がったかと思います。
なお鬼ヶ島通信に寄稿させてもらうのは、今回で三度目になります。
毎回、商業では中々書けないものを、実験もこめて書かせてもらっています。
作家にとっては、自由に書ける上、フィードバックや読者の反応までもらえるという、とてもありがたい雑誌です。
今後も、ご縁があればどんどん書かせていただきたいな~と思っています。
(商業誌ではちょっと揃えるのがむずかしいような、すごいメンツの作家さんが毎号こぞって参加されています。毎回ひえっとなります)
鬼ヶ島通信は、下記のHPからお求めいただけますので、黒川の久々のファンタジーを読んでみたい~という方はこちらからどうぞ!