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作家・黒川裕子のブログ

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このブログでは、主に黒川裕子の児童書作品の新刊・既刊やメディア掲載情報のご紹介をしています。
原稿のご依頼や各種ご連絡は、プロフィール欄下のお問い合わせフォームか、TwitterのDMからお願いいたします。

所属
日本児童文学者協会 / 日本YA作家クラブ / 日本SF作家クラブ

主な執筆ジャンル
ヤングアダルト(YA)作品
小学生向け児童文学作品
ファンタジー

音楽、天文、多文化共生をはじめとする社会的テーマ、ファンタジーなど、幅広いテーマの作品を執筆しています。

著作一覧(児童書)

★最新刊★

【4刷重版御礼】2021/9『#マイネーム』さ・え・ら書房 / 装画:須藤はる奈様

国学習塾協会「第33回全国読書作文コンクール」中学生の部対象図書

2023年3月 韓国語版発行

2022読売KODOMO新聞「本屋さんイチオシの100冊」

てくてく2022第38号(刊行:吹田市立図書館)の「図書館員が選ぶ今年のオススメ18冊の本」

2022年横浜市推薦優良図書「読んでみようこんな本 中学生向け」

令和4年度茨城県優良図書(中学生向け) 続きを読む

2023年後半~2024年2月までの活動を強引にまとめてみました

こんにちは、大変、大変にご無沙汰してしまっております……。

2023年の後半から多忙に多忙を塗り重ねてさらに病気をトッピングしたような状況になりまして、ブログの更新を今の今まですっかり忘れておりました。

3月に入ってから振り返るのも恥ずかしながら、これまでの出来事を無理矢理まとめてみました。

 

2023年

7月 日本児童文学者協会がっぴょう研 合評司会

9月 わが家に一匹めの猫、三毛猫カーラが来る

10月 わが家に二匹めの猫、メインクーンの将軍が来る

10月 下記研究会シンポジウムのパネリストとして登壇

2023公開研究会 児童文学と子どもの権利 ~子どもにとって「いちばんいいこと」ってなんだ~ 10/21開催 - 日本児童文学者協会

11月 新刊二冊ほぼ同時発売

   『オランジェット・ダイアリー』(光村図書出版

   『ケモノたちがはしる道』(静山社)

12月 こどもと大人でつくる雑誌「しぷり」に短編「3時間目のトリックスター」寄稿

 

2024年

1月 『飛ぶ教室』76号に『オランジェット・ダイアリー』刊行記念対談掲載

  (星野ルネ×黒川裕子!!! 対談で興奮しすぎて顔が引きつる

1月 家庭内感染症リレーで仕事が一切できなくなる(コロナ×インフルエンザ)

   ~二月初旬まで

1月 月刊書評誌「子どもの本棚」2月号にエッセイ「声をあげることは生きはじめること」と題したエッセイを寄稿

1月 X(旧ツイッター)でポケモンスリープ、ポケモンGOのフレンドを大募集してしまう快挙

1月 小学校ではじめて創作ワークショップを開く

 

2月 新刊アンソロジー『君色パレット きらいなあの人』(岩崎書店)に短編「まひるは絶滅することにした」を寄稿

2月 将軍(猫)にニキビができ大騒ぎして獣医に連れていき、「神経質にならなくてもよい」と軟膏を処方される

2月 『オランジェット・ダイアリー』(光村図書)の舞台・愛媛県の雄「愛媛新聞」朝刊にイラストレーターともわかさんと一緒にインタビューしてもらった記事が載る。新聞連載、単行本と、苦楽を共に味わった(味わわせた)ともわかさんに会えて興奮のあまり顔が引きつる

 

…………ふう。

特に重要なできごとは赤でハイライトしました。

取りこぼしはない……はず……。

一気に書くと疲れるなあ!

今後はもう少しちょこちょことブログを更新していきたいです。

しかし、なんだかんだ結構仕事してるような気がする。ということで現在スランプという名のダウンタイムに入り少々げっそりしているのでした。

 

【4刷重版御礼】『となりのアブダラくん』が重版しました!

https://twitter.com/kurokawa_yuko/status/1195273139606867968?t=26TU5RBvDFmAl8Q4mSta1g&s=19

 

『となりのアブダラくん』(講談社)がなんとまた重版となりました。4刷です。

ありがとうございます!

出来は6月5日の予定です。

幸い出版から4年近く経った今も多くの方が読んで下さっているようです。

作家として、こんなに嬉しいことはありません。たくさんのお子さんが、おとなりさんについて思いを巡らせる小さな手助けになりますように。

また、今の学校、日本の受け入れ体制や対応は4年前に比べてどう変わったかな…と、ふと考えました。

入管問題、特技2号の問題などと併せて、しっかりと現実を見つめ、考え続けていかなくてはと思いを新たにしました。

作者が言うのも何ですが、本書が「昔はこんなことがあったんだね、おかしいね」と首をかしげられる未来をつくってゆきたいものです。

 

『#マイネーム』が全国学習塾協会の読書作文コンクール対象図書になりました!

 

【選定御礼】

うれしいニュースをもうひとつ。

『#マイネーム』が全国学習塾協会の「第33回読書作文コンクール」の中学生の対象図書になりました。

(ほかの対象図書についてはさ・え・らさんの上記リンクから飛んでください~)

誠にありがとうございます。

これを機会に、また多くのお子さんに本作を手にとっていただけると嬉しいです。

こうした情報は、あとから教えていただくことがほとんどで(お知らせがない場合も)今回もびっくりするやら、ニマニマするやらです。

 

私自身はあまり塾とは縁がないのですが

(よくサボって一人で海遊館行ってたな……しかも帰り道に母とすれ違いかけてデスゲームなみの必死さで隠れたわ……くらいの酷めの思い出)

そんなことしない真面目な塾生のみなさん!

いっぱい本読んでね。好きな子はね。

好きじゃない子はべつに無理して読まんでよし! ほかの好きなこと見つけよう!

↑結局塾とは関係ないコメント

【御礼】『#マイネーム』韓国版が出版されます!

『#マイネーム 』(さ・え・ら書房)の韓国語版の見本を頂きました!

わーパチパチパチ!

海外で翻訳出版していただくのは初めてですので、ふわふわした気持ちです。

去年だったか、最初にオファーがあった時には実感がありませんでしたが、いざ手に取ると感慨深いです!

海外の出版社→仲立ちのエージェント→日本の版元さん

という順序でオファーがくるのですね。

文芸翻訳家さんの作業時間のバッファーもあって、いつ見本が上がってくるか、さっぱりわからなかったのですが、終わってみれば翻訳ものにしては意外と速く仕事が進んだのだなと思ったり。

 

このお話に登場する新世代の在日コリアン、日本の夫婦別姓議論、学生の自立などが韓国のYA世代にどう受け止められるか楽しみ。

 

また、さ・え・ら書房さんと韓国側の版元さんに無理を申し上げて、取材でお世話になり、去年惜しくもお亡くなりになった金朋央さんへの追悼の辞、兼、韓国の若い読者さんへのメッセージを巻末に記載していただきました

(日本版の巻末メッセージとは違うものです)

 

日本の読者さんはお読みになる機会がないかと思いますので、以下に記しておきます。

 

「本書の執筆にご協力いただいた金朋央様が、2022年2月25日に47歳で死去されました。ご遺族様に心からお悔やみ申し上げます。

情にあふれ、他者を助けつづけ、多くの人に愛され、短くも輝く「星」のように独自の人生を生き抜いた一人の在日コリアン男性が日本にいたことを韓国のみなさまに知って頂きたく、業績をまとめてここに記します。

金朋央様は、富山県出身の在日コリアン3世で、お母様は韓国で生まれ育ちました。東京大学工学部大学院で応用化学を学ばれましたが、大学時代に在日コリアン学生運動に出会って、活動家としての道を選ばれました。

サハリン残留朝鮮人慰安婦など、朝鮮半島出身者の戦後補償の問題に取り組む一方で、在日コリアン以外の在日外国人全般の支援に活動を広げました。

特に東日本大震災以降は、無料電話相談を担当されるなど、日本語がわからない人や在留資格の不安定な在日外国人の暮らしの問題にも取り組まれました。
2021年の入院直前まで、「助けを求める人がいるのだから」と苦痛をおして活動にはげまれました。

私が知る金朋央様はどこか少年のような雰囲気のある、とても優しい目をした方でした。短いご縁でしたが、おすすめの韓国料理店を教えてくださるなど、気さくに接してくださいましたね。その一方で、歴史的な背景を無視してコリアンネームについて書いてほしくはないと、日本人である私に厳しくおっしゃいました。

最後に連絡をとったとき、金朋央様は本書の韓国語版が出版されることを、心から喜ばれていました。

朋央さんがこの本を天国で読んでくれますように。そのお顔が穏やかで、ほほえんでいますように。

本書では、これまであまり描かれなかった在日4世以降のティーンエイジャーたちの悩みやアイデンティティについて少し触れました。

韓国の若い読者のみなさまに、共感や想像をもって読んでもらえたら、こんなに嬉しいことはありません。豊かなバックグラウンドを持つ彼らのこれからを、著者も文学という形を通して応援していきたいと思っています。

韓国の読者のみなさまへ、親愛をこめて。

黒川裕子」

 

国籍や生まれた場所をとわず、たくさんの若い読者に届きますように、という願いでいっぱいです。

児童文学に携わる身になって、本当によかったと思います。

これからも書き続けていけば、またいいことがあるでしょうか。

私が大事だと思うことを、届けることができるでしょうか。

「いま」「それ」を必要としているだれかに。

『#マイネーム』が令和4年度の茨城県優良図書(中学生向け)に選ばれました

こんにちは!

このたび『#マイネーム』(さ・え・ら書房)を令和4年度の茨城県優良図書(中学生向け)に選んで頂きました~。

www.pref.ibaraki.jp

ありがとうございます!

すばらしい選書の一角に加えていただき光栄です(ちょっとビビる超実力派ラインナップ…)。この機会にぜひ、お手にとっていただけますように

*画像は公式HPよりお借りしました

2021年初秋刊行の作品ですが、じわじわと読んでもらえて嬉しいです。

たくさんの茨城っこに読んでほしいな。

 

寒くなってまいりました。

少し私のことを書くと、いまは朝日中高生新聞の連載でひーひー言っているところです。毎週、ゲラが二つくらい上がってくることにまだ慣れなくて、ほかの仕事になかなか手が出ません。早くペースをつかんで、改稿やほかの新しい物語をじっくりと書きたいものです。

11月の中旬には、取材で九州にお邪魔します。

かなりハードな取材になりそうなので、いまからビクビクしている…。

 

さて問題です、作家に一番必要なものはなんでしょう?

だれもが目をみはる才能?

編集者大喜びの執筆スピード?

どれも一番ではありません、答えは

体力……………(´・ω・`)

これほんとだからね!

【新作情報】朝日中高生新聞で新作『オランジェット・ダイアリー』の連載がはじまります

わー!ぱちぱちぱちぱちぱち。

10/2(日)より「朝日中高生新聞」で連載小説を担当します。

9/25付の同紙に連載前の著者紹介インタビューが掲載されています。ご興味ありましたらぜひご購読お申し込みを。図書館でもごらんになれますので、そちらでもどうぞ😊

いとうみくさん→工藤純子さんからのバトンタッチ…え?なぜに私?という感じで緊張しますが😱

私らしく、心躍る物語をお届けすべく半年間突っ走るぞ~。

新聞連載だなんて、デビューしたときには考えられなかったです。とても光栄で、さすがにここは勝負どころ!と感じます。

でもそれより楽しいお話を中高生に読んでもらいたい!

最後までどうぞよろしくおつきあいくださいませ😊

 

しかし、今年は連載の準備にかかりきりで、年内に単行本がでそうにないのが無念であります…。

(私の時間の使い方が下手なだけです…うう)

すでに取材も入って仕込んでるのお話がいくつかありますので、来年は何冊か出せればいいなあ。

どれもわくわくする作品ばかりです。

お楽しみに!

とか言いながら、いちばん執筆を楽しみにしてるのはやはり私だったりします。ふふ。

 

 

【4刷出来】『#マイネーム』続々重版御礼!

 

とても嬉しいお知らせです!

『#マイネーム』(さ・え・ら書房)から重版決定のお知らせをいただきました。3刷からまだ2か月しか経っていませんから、私としては異例の好ペースといえます。

ネットで、ちょっと品切れが多いな?とは思っていましたが、まさかこんなに速くまた重版してもらえるとは思っておらず、本当にびっくりしました。

夏休みに、ずいぶんとお手にとっていただいたようです。

さ・え・ら書房さん公式ツイッターアカウントより)

 

生意気なようですが、「続々重版御礼」なんて今後まず使うこともなさそうですので、恥知らずにも書いちゃう私であった…。

恥ずかしいといえば、重版も、じつは4刷もいったの初めてなんです。えへ。

遠い遠い、自分にはありえないと思っていた場所に、いつのまにかへろへろと立っている。へろへろ、いまだによちよちと。

そんな不思議な気分です。

 

いつも応援してくださる書店員さま、図書館司書さま、フォロワーさま。

絶対に売り上げに貢献してくださっている、装画の須藤はる奈様。

(すごいインパクトある表紙ですね、と何度褒められたことか!)

あの手この手で売ってくださる、さ・え・ら書房のみなさま。

担当編集者のSさん。

そして、この作品を読んで何かを感じ取ってくださったすべての方に、御礼を申し上げます。

今後とも精進して、書きたいテーマや情景を、楽しく読んでいただけるような形で作品にしていきたいと思っています。

 

これからも、黒川裕子をよろしくお願い申し上げます。